レポートのPARENTGROUPVALとPREVGROUPVAL

レポートで集計関数を使おうと思うたびに毎回忘れて調べているので備忘録。 ヘルプページを読んで使いこなせている人を神と崇めたい。。。毎度わからなくなって調べている理解力の低さが悲しいところ。

集計関数

詳しい説明はヘルプページにお任せするとして、前月の数字を使いたければPREVGROUVAL、全体の合計を使いたかったらPARENTGROUPVALみたいなざっくり理解

PARENTGROUPVAL および PREVGROUPVAL

LEXになってから集計関数の設定方法も変わったようで使い慣れない。。。

サンプルレポート

よくありそうなパターンでレポートを作成。 月ごとの営業部門別売上を作ってみました。

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レポート途中イメージ

こんな感じで、年毎の推移や月ごと、部門ごとのマトリックスレポートに集計関数を実装してみたけど、 最初にわかりやすくするために数字だけを持ってくるようにしてみた。

拡大するとこんな感じ

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集計箇所

基本設定

  1. レポートのアウトラインから列のところにある▼をクリックして、集計項目を追加を選択
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    設定画面
  2. 画像のような設定画面が表示される
    1. 列の名前:レポートに表示される名前
    2. 説明:自分でわかるように記載。特に表示されるわけではない
    3. 数式出力種別:数値パーセント通貨のいずれかを選択。
    4. 小数点:数式出力種別の小数点設定
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      設定画面

今月の営業合計

今月の営業合計を営業部門と月のエリアに表示したい。 こんなときはPARENTGROUPVALを選びます。

これが表示できれば、あとは部門の数字と計算することで月ごとの売上に対して部門ごとの比率が計算できます。

まず集計関数の配置する場所を指定します。 部門と月の交差する部分に配置したいので、以下のような指定をします。

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集計項目の表示箇所

PARENTGROUPVALは「サマリーと結合」、「マトリックス」形式それぞれで指定する項目の数が異なる。 マトリックス

PARENTGROUPVAL(
  集計する値, 
  行グループ, 
  列グループ
)

を指定します。

こんな感じになります。

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完成イメージ

小計部分に項目名が表示されてしまうのが残念なところではある。。。

前月の数字

指標として前月比や前年比を使用することは多いと思います。 そんなときはPREVGROUPVALを利用します。

PREVGROUPVAL(
  集計する値, 
  集計グループ 
  [, どれだけ遡るかの数字]
)

集計する値と、どのグループで前の値を参照するか指定します。
この場合は、前月の実績を参照するので、集計グループに計上月を指定します。
どれだけ遡るかは入力しなければ一つ前を参照し、2ヶ月前を参照したかったら2を指定します。

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PREVGROUPVAL

これで前月の数字が参照できるので、比率の計算が可能になります。